Le Vin Nature フランス自然派ワイン通信
Francois DUMAS （2007年2月27日）
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Le Vin Natureは自然派ワインやワイン業界の動向をニュースレターとして配信しています。
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さて、今回はスペインとフランスからのニュースを配信します。一つは醸造に関する新技術、もう一つは環境汚染に関するものです。
スペインのCarthagene技術大学の科学者達は、二酸化硫黄の代わりに酸化防止剤としてオゾンの使用を実験している。食用葡萄にガス状のオゾンを噴霧したところ、酸化防止と防菌効果が明らかになった。実験では同様に、オゾンはポリフェノールの濃縮に関して効果があることも明らかになった。実験対象となった葡萄は、通常の葡萄に比べて4倍のポリフェノール含有量があった。醸造においてもオゾンを使用する実験が行われている。
（agroinformacion.com 2007年2月21日より）
２）フランスの政治家へのオープンレター （一部抜粋）
プロフェッサー Dominique BELPOMME
（La societe europeenne de sante environnementaleの代表）
L'Appel de Paris（注1）に著名した多数の科学者とle Memorandum de l'Appel de Paris （l'Appel de Parisの覚書）（注2）に貢献した68の国際団体は、貴方（政治家）たちに以下の質問と警告を与えます。今日、多くの発癌性、生殖異常や突然変異を引き起こす化学物質によりあたらに生まれた汚染が原因で、将来の子供達の健康はとても危険な状態に陥っています。
しかしながら、医学や健康という観点から指摘する以上に、私達はいま一度、現在の危機的状況を警告します：私達の環境を継続的に破壊する化学物質による汚染は、人類を消滅を疑いなくもたらすでしょう。それは、La Declaration de Wingspreadに著名しているアメリカの自然科学者が観察しているように、たくさんの野生動物が舞い似のように消滅しているのと似たような過程を経ることでしょう。
このようなメッセージは、人を不安にさせようという風潮に依存しているわけではありません。これは、科学者の間では歴史的分析による警告です。
環境と健康は不可分に関連していること、そして人類の活動、とくに化学汚染が主として病気を引き起こしていることを理解する必要があります。化学汚染は、感染病、癌、先天的奇形、不妊症、アレルギー、喘息、パーキンソン病やアルツハイマー、さらに肥満や糖尿病の原因です。同様に、なぜ持続的な発展だけではなく「持続的な健康」の概念を啓発するのが相応しいか、そしてなぜ政治的レベルでの介入、特にその概念の具体化が急務であるかを理解する必要があります…（了）
注1：L'Appel de Parisは、数百名の科学者（フランスのノーベル賞受賞者のFrancois Jacob や Jean Dausset, les Prs Jean Bernard, Yves Coppens, Francois Gros, Lucien Israel, Luc Montagnierなど）の著名がされており、化学汚染による保健衛生上の危険に関するこの宣言は、Comite Permanent des Medecins Europeens（EU25カ国の200万人の医者の代表組織）の支持を受けた。20万人近い一般市民もこの宣言書に著名した。
注2： Le " Memorandum de l'Appel de Paris - Environnement et sante durable "は、「持続的な健康」のために164の方策と忠告を寄せ集めています。「持続的な健康」は、特に子供の保護、化学物質の市場の整備、大気・水・土壌汚染などに関係しています。
（Newsletter Appel de Paris - N°14 -2007年2月版より）
Appel de Parisについては
http://www.artac.info/static.php?op=AppelPremPage.txt&npds=1
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