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  Le Vin Nature フランス自然派ワインニュース  (6/4 2007)
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CONSEILS D’UN VIGNERON A SES AMIS
Comment Acheter Soigner & Boire LE VIN

ブドウ栽培・ワイン醸造家から友達への助言
“どのようにワインを買って、管理し、飲みますか”
Louis de la Bardonnie(ブドウ畑所有者、栽培家、醸造家)
St Antoine-de-Breuilh (Dordogne)

Comment Boire Les vins ?
どうやってワインを飲みますか?
第一に、全ての振動を避けて、ワインを優しく慎重に扱ってください。

グラス
上品に熟成したワインは、どんなグラスでも飲むことが出来ると思うのは間違いだ。
ワインは、外観と香りを引き立たせるグラスで味わってもらいたい。薄いクリスタルグラスで。

“グラスはワインのために作られる。ワインはグラスのためには作られない”
グラスは、脚があり、十分に大きく、薄く、清澄で、ふくらみがあり、内壁は飲み口に
近づくにつれ狭くなるグラスを選んでください。そして、ワインは、半分だけ注いでください。

そこに閉じ込められた芳香は、したがって素晴らしい状態で解き放たれる。さらに良く感知する
ために、グラスを回転して、全ての香りを嗅くことで、味覚の楽しみが疑いの無いものであるなら、
芳香も劣っていないことを確認する。なぜなら、その香りの中に数限りない快い類似点を
発見できるからだ。


温度
ワインを飲むべき温度は、試飲とそこから生じる喜びにとって、一番目の役割を果たす。
白ワイン:白ワインはしっかり冷やして提供しなければならない。しかし、凍らしてはだめだ。
あまりにも低い温度は試飲を邪魔する。そして、氷は新鮮にするための用途であって冷やし
すぎるためではない。

赤ワイン:赤ワインは、白ワインとは対照的に、“室温”で飲まれるべきだ。しかしながら、
暖めた部屋という意味ではない。

熟成が進んだことにより、瓶に少し澱があるときは、底にゆっくり澱を沈めるために、
1日か2日前にワインを立たせることを薦める。揺らすことなく抜栓した後、振動に注意して
注ぐことが出来る。


では今、“どうやって良いワインを手に入れますか?”
これが、質問であり、まとめると、消費者が関心があるのはこれだけです。

上機嫌と精神の安定に欠かせない要素であるワインが、新鮮なブドウの果汁を醗酵した
生産品として、純血無垢を第一に、消費者の手にもはや届かないことはなんとも情け無いことだ。

消費者の関心とは全く関係の無い動機のために、ワインは今後は複雑極まりない化学であると
宣言したようにみえる。そこでは、欠点をほかの欠点によって修正する。その結果、“標準的な”
飲料となる。それは、ワインの外観と色はもっているが、芳香はなく、特に伝統的なフランスワインの
有益な効果は持っていない。この無能な政策は、消費者の味覚を汚染する結果となった。

にもかかわらず、私達はいまだに、私達が収穫したワインだけを売り、ブドウの樹がもたらした
ものだけを売り、香りと柔らかさと新鮮さをもった私達のテロワールのワインだけを供給する。
口の中と胃に認められる純粋で自然なワインであり、焼けつくようなワインでは全く無い。
全ての人の味覚に応えるワインであり、そして健康に気を使う人々が彼らの飲料としたいと願う
ワインがある。全ての満足があることと、下手な小細工を免れ、新鮮なブドウの果汁だけで
選んでいる事を保障することで、私達の素晴らしいワインの美味しい質を評価したいと願う人は、
お客さんをもてなすために望む全てを見つけるでしょう。

個人的に私は、南に向いた畑、古樹、少収穫量の高貴なブドウ品種、短い剪定、空からの水だけを
受け取る完璧なテロワールだけで働くことで得られる自然な製品だけを供給したいと願っている。

私は、貴方が探しているワインに見つける確信とともに、このワインを提供します。健康と喜びの為に、
このワインを愛し続けてください。

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En conclusion une information valable pour tous les vins 100% naturels.
最後に、まとめとして100%自然派ワインに有益な情報です。

100%自然派ワインは、二酸化硫黄(SO2、酸化防止剤)が入っていません。完全にガスを
抜いて瓶づめをしないので、明けたときに軽くガスがあるのは普通です。樽で熟成しろ過を
しなければ、どのような形であれ澱があるのも普通です。

ワインは、14度以下で光の無い涼しい場所に保管してください。(D.F)

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全ての女性の胎盤の中に殺虫剤!

2000年から2002年の間に健康な子供を出産したスペインの308人全ての妊婦で、少なくとも
1種類の殺虫剤が胎盤の中にあった。これは、Grenade大学によって、病院の患者(1)に
行われた調査である。

研究の発起者であるMaria Jose Lopez嬢は、17種の有機酸素系殺虫剤を捜し求めていた。
この殺虫剤は、また内分泌腺の妨害要因だ。彼女は、女性の胎盤は、平均8種類の異なる
化学物質を含んでいて、時には15種類含んでいるケースもあった。頻繁に発見された殺虫剤は、
1,1-dichloro-2,2 bis (p-chlorophenyl)-ethylene (DDE)で92.7%、lindane(リンデン 強力な殺虫剤)
が74.8%、endosulfan-diolが62.1%だ。

Maria Jose Lopez嬢によれば、「私達は、現在は、子供に内分泌腺システムを混乱させる殺虫剤を
さらしたことの結果は分からない。しかし、私達は、深刻な結果を引き起こす不安があると予言する
ことはできる、なぜなら、胎盤の接触は、胎児の発達の重要な時期に現れるからだ。
(ここがうまく訳せていません:mais on peut predire qu’ils sont susceptibles de provoquer
de serieux effets puisque l’exposition du placenta se produit a des moments cles du
developpement embryonnaire)

(1)<母と子供が胎盤を介してホルモンの活動を伴った環境的化学物質にさらされること>
 M. Lopez Espinosa, Grenade大学, スペイン


<参考>
ワインと残留化学物質

これについては、あまり調査は進んでいないが、検査は進められており、
数多くのワインには、化学物質が含まれている。醗酵は。殺菌効果があるが、
多くのブドウとワインは汚染されていてる。

こんにちの”伝統文化”(つまり化学物質による生産文化)で作られた
ワインの95%には、駆除剤および、殺虫剤が残留している。

以下に記載されているのは、ワインに良く含まれている化学物質とそれが人体に
及ぼす影響についてである。

Carbaryl:発癌性、内分泌障害
Carbendazim:ホルモンバランス障害、突然変異体(遺伝子)
Pyrimetanil:発癌性
Tebuconazole:発癌性、奇形児
Thiophanate−menthyl:発癌性、突然変異体(遺伝子)

(情報源:スイス食品検査監視局、消費者保護サービス2004)


ビオ、ビオディナミワインと生命
良いワインは、日常食生活にとても良い影響を与えるが、そのためには、
どこの有機もしくは、ビオディナミの農家であるかという、ワインの元を
知ることが大事である。彼らは、唯一私達の体と環境に良い物を作ってくれる。
きちんと作られたワインは、自然に体に良い成分を多く含み、化学物質の悪影響も無い。

ワインは、土壌の状態を教える鏡と言われる。有機、もしくはビオディナミの農家は、
土壌とそのマイクロエレメントを大切にしている。もし彼らのやり方が、土壌に大きく
影響があるなら、彼らの土壌のマイクロバイオロジックは、生理学、治癒学への唯一の
ギャランティーである。

土壌に含まれているミクロフロールは、葡萄に付着し、葡萄ジュース及びワインにも含まれる。