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  Le Vin Nature フランス自然派ワインニュース  (4/14 2008)
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[環境]
遺伝子組み換え製品(OGM)に関わる法律(フランス):
議会で可決された法律の主要な要点 (4/10)


OGMに関する政府(フランス)提出の法案は、2月8日に上院で承認されているが、
4月9日に下院でも、わずかに過半数を上回り可決された。賛成249票、反対228票で、
その差は21票だった。


特徴

・遺伝子組み換え生物を消費、もしくは生産する自由 は、それが環境や伝統的な
農法の特徴や質を害することが無い限りにおいて保障される。


・遺伝子組み換え製品は 、環境や健康、農業システム、地域のエコシステム、
そし“OGM無し”の資格のある生産者や消費者業界を尊重しる上でのみ、
耕作、販売、使用することが出来る。

ソース : AFP (4/10)

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[環境]
植物衛生製品−使用量を50%減らすことは可能か?

Lasalle Beauvais協会とTerr’Avenir組合主催の討論会の主題は植物衛生製品の使用の
削減だった。統合的な予防や有機的予防法、使用量低減などが話題に上った。


植物衛生製品使用の削減に関しては「問題はどのように行えるかではなく、
どのように行うかだ」とAgence de l’Eau Seine-NormandieのPascal Maret氏は指摘した。


予防策として使うこと:

「<農学方法の優先的な使用によって耕作に関わる不慮の出来事の危険を防ぐこと>を
土台としている統合的な農業は、植物衛生製品の使用量を減らす為の方法だ」と
Agro-transfertのPierre Mischler氏は説明する。この農法は、各農家のそれぞれの
状況に応じて、決定される。


干渉のタイミングと防カビ剤の削減に関する研究結果は、処置は防衛策として使用された
時の方がより効果があることを証明している。量に関しては、使われる量が少なくなれば
なるほど、効果と継続性は減少する。Jean Sanssene研究員によれば「処置を行うための
要因を変更すること無しに、植物衛生製品の量を減らすことは可能ではない」としている。
彼によれば、寄生虫の影響力を減らす方法を探るべきだという。


Agri-Conseilの創始者で代表者でもあるVincent Franquet氏も同様に、この干渉方法の変化を
擁護している。彼は、同じ収穫量は植物衛生製品の使用を50%に減らしたとしても可能で
あると断言している。


ソース : Terre-net(4/11)

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[その他・ニュース]
ロワール:霜害におびえるミュスカデ生産者

AOCミュスカデの生産者は、4月初めに“20〜50%”の収穫減となりそうな甚大な
被害をもたらした霜害に頭を抱えている。同組合は当局に援助を求めた。


「ブドウ畑の被害はとても大きなものだ。蕾はつぶれてしまった。収穫は20〜50%減少するだろう」
AOCミュスカデの代表は発表した。


4月第1日曜日の夜から月曜日にかけて温度はマイナス1度からマイナス4度まで下がったと、
ブドウ栽培家は指摘する。AOCミュスカデ地区は、昨年も非常に難しいヴィンテージを経験している。
AOCミュスカデは650ブドウ栽培家が1年で650,000から700,000ヘクトリットルを生産している。


ソース : AFP (4/7)
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