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  Le Vin Nature フランス自然派ワインニュース  (7/7 2008)
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[環境]
水質汚染:OCDE加盟国の半数は平均値をオーバー


報告によれば、OCDE(経済協力機構)加盟国の半数は、水質汚染の度合いが平均値をオーバーしているという。
これは、肥料の極端な凝縮や殺虫剤によるもの。


「1990年以来のOCDE加盟国における農業現場での環境問題への取り組み」と題された報告では、44%の水は
農地で使用されている、とされている。


30ヶ国の加盟国の3分の1では、30%の水は自由地下水から来ており、オーストラリアやアメリカ、
ギリシャ、イタリアメキシコなどは、手に入れるために苦労している。


硝酸塩やリン、または殺虫剤などの過度の凝縮が加盟国13カ国中10カ国の観測地域で発見された。


報告はまた、灌漑への国の助成は、合理的な水の利用への歯止めとなるかもしれないと指摘している。


OCDEは、農業に使用する内燃機関用燃料への補助金は、エネルギーの有効利用の障害となる点を
指摘している。毎年、農業を考慮した内燃機関用燃料の税制緩和によって、フランスでは
約9億5千万ユーロ、アメリカでは23億ドルを損失していることが指摘されている。


しかしながら、OCDEはまた、環境を尊重した耕作方法に転じつつある農家が増えてきていることも強調している。
90年代初頭より、有機農法によって耕作されている土地の割合は強い伸びを示している。OCDE加盟国を見ると、
まだ2%以下の土地しか有機農法は用いられてはいないが、ヨーロッパのある国では、6%以上の所もある。


参考ソース
http://www.oecd.org/document/36/0,3343,fr_2649_34487_40846244_1_1_1_1,00.html


日本語
http://www.oecd.org/dataoecd/11/29/40802615.pdf