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  Le Vin Nature フランス自然派ワインニュース  (8/4 2008)
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[その他・ニュース]
原発事故によるAOC Coteaux du Tricastinへの影響


Tricastin地方で起きた原子力発電所の放射能廃棄物の河川流出事故によるイメージの
悪影響を償うために、AOC Coteaux du Tricastinは、2009年の収穫前にAOC名称を
変更できるようになった。


AOC Coteaux du Tricastinの代表であるHenri Bour氏は、現在新たなAOC名称を探している。
ワインと原子力は、実際にイメージという観点からは両立しない。彼はまず発電所の名称変更を
求めたが、成功しなかった。そのため、AOCの名称変更することを決定した。先月の15日間で
発電所で起きた4つの事故は、この名称変更という作業を行う絶好の機会となった


この名称変更要求という話題は決して新しいものではないので、必ずしも直接は先月8日の
事故には関係していない。実際に過去十数年、AOCの名称変更は求められてきた。彼は、
「すでに、過去数年にわたって、原子力発電所のある地域のAOCの名称について考え直すように
ArevaとEurodifに求めてきた。しかし彼らは、我々の働きかけを理解してこなかった。
そして疑いなく、原子力発電所のイメージは完璧ではないことを認めようとはしなかった」
という。


また彼は「8月5日にAOCの委員会を招集し、この問題について議論する。しかし、先手を
打つために大きな同意が存在するように感じる」と付け加える。新しいAOCの名前はGrignanの
村に関係するだろう。そこにAOC委員会の本部がある。AOCの代表は、この難点を解決するために
専門委員を招集する可能性について排除はしていない。目的は、2009年のワインから新しい
AOC名称を使用することができるようにすることだ。

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[健康]
少量のワインはダイエット効果あり

クロイチゴやキイチゴ、ブドウなどからの生成物であるレスベラトロール(resveratrol)は、
強力な抗酸化物質であり、赤ワインの中にも含まれています。新しい研究は、その特性は細胞の
老化を防ぐよい効果があることを明言している。さらに驚くことに、レスベラトロールの摂取は
少カロリーの食餌療法に似た効果があると言う。


これまでにも数多くの研究がなされてきたが、今回は、ウィンスコンシン大学のDr Jamie Barger氏と
そのチームが、生後14ヶ月のねずみ3グループを対象に研究を行った。最初のグループには
通常(84Kcal/1週間)どおりの食物を与え、非操作動物として用いた。2つ目のグループは、
同量の食事にレスベラトロール(5mg/kg/日)を加えた。そして3番目のグループには最も
少ない量の食事(63 kcal/1週間)を与えた。16ヵ月後、研究者は特に器官の遺伝子などを
複数の箇所を比較・分析した。


レスベラトロールは、脳や筋肉に良い結果をもたらしていると推測されているが、カロリーを
制限されていたグループでは劣っていた。心臓の細胞の老化現象の分析が、最も明白な効果を
表した。最も驚くべきことは、2つの食餌療法が同じ遺伝子に影響を与えることだ。研究者の
Thomas Prolla氏によれば、他の新発見として「レスベラトロールは、以前は信じられていなかった
くらいの少量でさえ、重要な効果をもたらすということだ」と言う。ある人々は、
有名なフレンチパラドックス(脂質の摂取率の高いフランス人が良い心臓機能をもっている謎)の
説明になると見ている。


Dr Barger氏は「レスベラトロールの少量の摂取は、部分的にカロリー制限を引き起こし、
老化現象の要因を制限する」と確証しただけであり、さらなる掘り下げた研究が必要だと言う。